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インナーガレージ付き注文住宅1(Dさん編)

s-denkyu ***カウンセリングは基本中の基本。あなたの『隠れた要望』も含め、すべて聞き出すことからスタートします。心の中にある、まだ気づいてない要望に気づくのがカウンセリングの目的になります。***

こんにちは。

前回、高級車大好きな若き起業家Dさんと知り合い、
私の家に興味をもってくれたことから、彼の自宅をプランすることになった私。
今回はプラン作成前の要望を聞くところのお話です。

プランの前提として、彼は今ご両親とお住まいなのですが、
そのご自宅を建替えするという条件で進めることにいたしました。
その土地は、岐阜県の町中にあり、9mx18mの約50坪の広さ。
彼の住む地域では一般的な広さと言うことでした。

まずは彼の自宅への要望を聞くことにいたしました。

・・・

プランニングするには、まず聞き取りから始まります。
初期段階にいきなり要望をご本人に書かせるような真似は致しません。
なぜなら、要望がまとまっていない段階で要望を書いてもらっても、
抜けモレだらけの、全く意味のない紙が書きあがるだけだからです。

まず質問をしていきながら、時々わからないことの説明をしながら、
ご本人の要望を一緒にまとめる作業をします。
質問していく中で、ご本人も忘れていた、あるいは言葉で表現しにくい、
そういう隠れた要望に気づくこともあります。
そして、ある程度形が見えてきてから、プランニングシートへの記入が始まります。

Dさんと私は、具体的にこんな感じで進めて行きました。

私『まずは大まかに、自宅でどう過ごしたいのか?
  あるいはどんな家にしたいのか?
  要望を聞かせてください。』

Dさん『まずはインナーガレージです。
   それから、熱帯魚。
   これは、僕の趣味なので外せません。』

私『他にも要望はありますか?』

Dさん『ええっと、あとお風呂にもこだわりたいです。
   この間見せていただいた資料にもあった、石風呂。
   それから、薪ストーブと土間に囲炉裏のあるのも良かったですね。』

私『ガレージ・お風呂・薪ストーブは、注文住宅を建てる人の定番ですよね。
  ただ、これだけだと注文住宅の要望としては、まだ無いに等しいですね・・・。
  というのも、今言っていただいた要望は、あくまでただの設備ですから。
  他に何かこだわりとか、自宅でやりたいこととか、
  モノ以外の要望がある方が、プランへの満足度は高くなりますよ。

Dさん『へぇ、そうなんですか。
   注文住宅の要望って、モノだけじゃないんですね。』

私『極端な話、モノは飽きることもありますし、後から交換もできます。
  でも、何かをやりたい・・・という気持ちや、こういう気持ちになりたい・・・という思い、
  これは多くの人にとって、普遍的なモノだったりします。
  多分、そこが一番大事なところなんですよ。』

Dさん『となると、せっかくの薪ストーブの近くで、ゴロゴロしたいです。
   自宅なんだから、ゴロゴロ!』

私『いいですよ、その調子。』

Dさん『あと、秘密基地とかに憧れます。
   なんて言うか、忍者屋敷とかああいう感じ。』

私『多分それは、自分だけの世界というか空間が欲しいんだと思います。
  書斎が欲しいとか、趣味の空間が欲しいとか、車いじりのガレージが欲しいとか、
  そういう要望というのは、自分の聖域(サンクチュアリ)が欲しいっていう思いが元にあるようです。
  誰にも邪魔されない、自分だけの空間です。
  おトイレにこだわる・・・って人も、結局カギをかけて中で独りになれるっていう動機だったりしますよ。
  インナーガレージに加えて、それとは別にさらに自分の空間、
  家族すら入ってこない空間で、自分の時間を過ごしたい、っていうことではないですか?』

Dさん『ああ、そう言われるとそうかもしれません。
   話を聞いていると、だんだんそんな気がしてきました。』

私『(汗・・・別に、誘導尋問しているワケではありません。)』

・・・

という感じで、Dさんの奥にある本当の要望を引き出すべく、
カウンセリングをすすめていきました。
(私としても、夢のある、とても楽しい時間です。)

実際に、多くの人が注文住宅の要望を聞く上で、

『自分が何を求めているのか、実は良く分かっていない』

というケースが多くみられます。
自分を表現すること、自分の気持ちや思いを伝えることは、誰でも慣れていないので難しいものです。
(子どもの頃は、作文が苦手だった・・・って人も多いのではないでしょうか?)

だから、この初めのカウンセリングはプランニングの基本中の基本です。

逆に、カウンセリングをしないまま注文住宅の要望を決めてしまう人は心配になってしまいます。
(それで、ついつい色々お手伝いしたくなってしまうという、悪いクセでもあるのですが・・・。)

カウンセリングを通じて、必要に応じてDさんが知らないことは写真や資料を提示してお伝えしながら、
彼の中の要望がだんだん形になってくることを確認しました。

ついでに、私の家がどういう要望で、どういう間取りで、どういう仕様で・・・と、
事例のひとつとして伝えると共に、他の人の事例や、失敗のパターンなど、
2時間ほど話をさせてもらいました。

そして、一通り話が終わったところで、住まパーオリジナルのプランニングシートを渡して、
後日記入して返信してもらうことになりました。

・・・

と、普通ならば、ここから先はトントン拍子に話が進むはずですが、
やっぱりあるんですよ、プランする時によくあるとつまづきが・・・。
Dさんのプランニングシートにも、そのよくあるケースが要望として挙がっていました。

ということで、次回はDさんのプランニングシートがどうだったのか?
その辺についてお伝えしていこうと思います。

では。


・・・・・・・・・
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