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食品添加物に詳しい安部司さんの『食品の裏側』

abetsukasa
こんにちは。

さて、最近食品添加物に関する本を読みました。
著者は元食品添加物のトップセールスマンでありました、
安部司さんです。

何冊かいっぺんに読みましたが、大体内容は同じでしたので、
代表的な『食品の裏側』を紹介していますが、
『何を食べたらいいの?』もおすすめです。

・・・

安部司さんのことを知らない人のために説明しておきますと、
彼は、世の中にある食品という食品の添加物について、
非常に知識が深くて、しかも分かりやすく説明してくれる、
とても正直な人なのです。

元々は添加物を売る側・・・それで儲けていた側の人です。
かまぼこや製麺工場で、商品が腐りやすくて困ったいたところへ、防腐性を高める添加物を提案し、
中国から安く仕入れた真っ黒に変色したレンコンを漂泊して防腐処理するための添加物を提案し、
最も有名なのが、家畜のエサにするクズ同然の肉に、ありとあらゆる添加物を加えて、
固めて食感をよくして濃く味付けをして、おいしいミートボールにしたという話。
これで食品会社はビルを建てたというくらい利益があったそうな。

添加物は食品を安くて、便利で、長持ちして、おいしくする魔法のクスリ・・・と、
彼は若いころ食品業界を変える!という野心に近い感情を持ちながら、
次々と提案して営業をして回ったといいます。

しかしある日、そんなエリート営業マンだった彼のその後を変える事件が起こります。

当時三歳になる娘さんの誕生日のために早めに帰宅した時のこと。
自分の子どもたちがミートボールを取りあう姿を目にします。

奥さんや子どもたちは、お父さんが作っているのだから安全に間違いない!って信じて疑わず、
おいしいのでよく食べているということを奥さんから聞かされます。
その時、娘さんの口の中に、添加物の白い粉末が入っていく・・・そういう風に見えたとか。
そして彼は、次の日に退職したということです。

以後は、食品添加物についての知識をセミナーや書籍で伝え、
目の前で食品添加物を混ぜて行って、豚骨スープを作って見せたり、
メロンソーダを作って見せたりするなどの実演をしたりして、
食品添加物についての啓もう活動をされている人なのです。

以上が、彼に関する説明です。

・・・

だから、人によっては、彼を食品添加物を日本中に広めた、
悪の根源のように感じる人がいるかもしれません。

しかし、彼は言います。

『コンビニ弁当には30種類以上の添加物が含まれます。
でも、コンビニ弁当を買って食べると言うことは、
それら添加物も一緒に買って食べると言うことです。

多くの人は、その添加物という悪い部分は国やメーカーの責任にして、
”安くて便利でおいしいお弁当の部分だけ”を手に入れたいと考えています。

でも、私から言わせれば、そんな都合のよい話は無いのです。』


・・・という内容を明言しています。
私もその通りだと思います。

自分で作った弁当の方が高くなることを感じながらも、
なぜ売られている弁当が、そんなに安い原価で作れているのでしょうか?

自分で作った弁当は夏場だったら数時間で腐るのに、
コンビニ弁当はなぜ何時間も腐らないのでしょうか?

都合の悪いことは考えず、
ただ見て見ぬふりをしているのではないでしょうか?

しかも、彼は娘さんが自分が提案した添加物で実現したミートボールを
おいしそうに食べる姿を見て、

『自分は間違っていた』

と気づいて、次の日に会社を退職したということです。
『次の日に!』です。

普通は悩みながらも会社に居続ける人がほとんどではないでしょうか?
でも、彼は間違いだと気付いて決断しました。

彼いわく、本当に社会のためになると信じて添加物を販売していたが、
それを疑った時に、このまま続けることはできない・・・と思い、
すっぱり退職したといいます。

しかし、そんな彼も食品添加物を完全に否定するつもりは毛頭ないと言います。

夫婦共働きの家庭も多く、深夜遅くまで仕事をする人達にとって、
それら便利な食品は、生活になくてはならないものになってきています。
食品添加物を完全に否定すると、今のような便利な食生活はできない。
だから、添加物と共存しながらも、添加物を減らすことを考えなくてはならない、と。

そうです、われわれは選択することができるのです。

私はそもそも添加物を取り過ぎると、体に不調を覚える方で、
外食が続くと舌がピリピリしたり、肩が凝ったりしてしまいます。
だから、できるだけ添加物は取らないようにしています。

しかし、時間がない時は外食やお惣菜・お弁当を買って済ませることもありますし、
値段が安い食材を購入することだってあります。
そして、それらには必ず大なり小なり添加物が含まれることも知っています。

・・・つまり、安部司さんが言いたいのは、食品添加物との付き合い方なのです。

食品添加物を摂りすぎる生活はダメですが、ある程度は仕方がない。
その線引きが重要だと言うことです。

それで、この本を読んだ時に私が感じたことは、
よく似た話は『衣食住』全てに共通して存在しているということです。

食品添加物は、『食』ですが、『衣』の世界でも同じことが言えます。

衣類業界でいえば、アクリル繊維などの『化学繊維』が含まれる衣類が氾濫しています。
寒い日に薄い下着が暖かくしてくれるハイテク衣類、
洗濯&脱水すれば、ほぼ乾燥に近い状態になり、汗をかいても快適なスポーツウェア、
自宅で洗濯できてクリーニングいらずの、安くて清潔に保てるスーツなど、
それらは全て化学繊維のおかげなのです。

しかしその一方で、化学繊維は不快なパチパチの原因になる静電気を発生させたり、
体によくないという話も聞きます。

だからといって綿などの天然素材ならいいか?というと、必ずしもそういうわけでもなく、
夏場に汗をかいて、着替えずそのままにしていると風邪をひいたりします。
綿やウールなんかは、衣類の虫に喰われる・・・っていうデメリットもあります。

ついでに、天然モノは高い、化学繊維のモノは安い・・・という、
化学繊維には強力なコストメリットもあります。

だから、共存しながらも使い分ける賢さが必要になります。

食品同様、私たちには選択することができるのです。
普段着る下着や洋服は綿やウールの素材、スポーツ用やオシャレ着は化繊など、
選択することは可能なはずです。

そして、『衣』『食』とくれば、『住』も同じことが言えます。

安くて、反らず、割れず、色も白くて、節がない木を使って、
見た目にキレイだし、安いし、工期も早いし、ありがたいなぁと思って家を建てるのはいいけれど、

そこにも『なぜ?』という理由があります。

1棟の家を地盤・基礎をシッカリ築いて、足場を組み、それなりの建物を建てれば、
どんなに頑張っても、2階建ての普通の家で1200~1500万円くらいにはなるものです。

それ以下ということは、それ以下の理由があるのです。

企業努力・・・あるでしょう。
建材を安く仕入れる、工夫して工期を短くする、同じ設計図を使いまわして設計費を下げる。
それらは、やってしかるべきです。

しかし、それだけでしょうか?
それだけで、何百万円も安くできるのでしょうか?

ここに、食品添加物の時の安部さんの言葉が思い起こされます。

『コンビニ弁当には30種類以上の添加物が含まれます。
でも、コンビニ弁当を買って食べると言うことは、
それら添加物も一緒に買って食べると言うことです。

多くの人は、その添加物という悪い部分は国やメーカーの責任にして、
安くて便利でおいしいお弁当だけを手に入れたいと考えています。

でも、私から言わせれば、そんな都合のよい話は無いのです。』


・・・そう、自分にだけ都合のよい話はないんです。

そこには、食品添加物と同様の理由が存在します。
そして、それを理解した上で、賢く選択するということが求められるのです。

天然無垢の木の家を選ぶということ

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天然無垢の木の家がいいのは確かですが、
いくら企業努力しても建物がタダにはならないように、
それなりの価格にはなります。

天然無垢の木は、同じモノがないので、
曲がり、反り、割れ、節があります。

色もマチマチです。
同じ材種の木材でも、色の濃い木もあれば、白っぽい木もあります。

住んでいれば、ささくれだってあるだろうし、
床だって部分的に盛り上がったりしますよ。
ジメジメした時は水分を吸収して、乾燥しすぎた時は水分を放出して、
イヤな香りを吸収してくれるんです。
・・・そう、呼吸しているんです。
だから、木はやせてきたり、乾燥したりするから、ささくれたり、曲がったりするんです。

・・・でも安心してください。
家としてはキッチリ機能しますから。
・・・さらに安心してください。
天然無垢の木で出来た家で、築数百年の家が実際に現存しますから。
実績があるので間違いないのです。

そして、だからと言って全ての人に天然無垢の木の家が合うワケではないのです。
この辺り、食品添加物と同じで、便利さを求めるか?それとも別の価値観を求めるか?です。

現在、天然無垢の木の家に住む人は、恐らく1%未満ではないでしょうか。
非常に少ないと思います。
でも当分の間、少なくとも数百年は0%にはなりません。
・・・だって、長持ちですから。

あなたの衣食住のライフスタイルを考えて、どの方向が合うのか?
一度考えてみるとよいのかもしれません。

少なくとも、私は安部司さんの本を読んで、
自分にマッチする木の家を選んで間違っていなかったと、心底感じています。
安部さんはお子さんがミートボールをおいしそうに食べる姿を見るまで、
食品添加物がもっと売れればいいのに、と思っていたと思います。
でも、それがキッカケで逆の立場になった。

そして、同じことが誰にでも起こりうるのです。

均一で最新の設備が整った高級マンションに目が行っていた人が、
ある日、何かがキッカケで天然無垢の家に住もうと決心する、
そんなことも十分ありうることです。

・・・私も、自分の子どもが耳鼻科通いを余儀なくされるまでは、
先が見えない不安定な今、多額の住宅ローンなんて怖くて組めない。
だったら、1000万円くらいの安い家で十分じゃないか、なんて思っていた時期もあります。
でも、そうは問屋が卸さなかったワケです。

しかし、結果はそれでよかった。

そのサインを見落とすことなく決断をしたから子どもたちはスクスク成長してくれています。
耳鼻科もほとんど行かなくて済みますし、耳の聞こえもいいですし。

重ねて言います。

天然無垢の木の家は万人には向きません。

でも、ある種の人には、かけがえのない価値の高い住まいになります。

そういう人とご縁があるといいですね。

よいご縁をお待ちしております。

では。

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