夢のマイホームを賢く建てるお手伝いに。住宅関連プチ情報、トリビアから本格的な住まいのノウハウまで広くカバーします。

注文住宅のコンペ形式の危険性

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こんにちは。

あるお施主さんのマイホームを使って複数の建築家が家をプランして、
競うことで良い家を建てようという『コンペ形式』という企画(?)があります。

確かに、相見積もりを取る場合は、これに近いことをします。
だから、比較すること自体は何にも問題ないと思います。

ただ、コンペ(=コンペティション、競争)と言うことは、判断基準があって、
その判断基準の元採点して優劣を決めるのでしょうが、
おそらくそれはお施主さんの独断で決めさせてもらえない、
ということではないでしょうか。

誰かはわかりませんが、間に入る他の人も採点をするのでしょうから、
上手く意見がまとまるか心配なところもあります。
場合によってはお施主さんの希望と全く違う結果が発生しないのでしょうか。

スゴク極端な話、あなたの好みが個性的過ぎて、他の採点者と真逆だった場合、
あなたは建築家A氏がお気に入りでも、コンペの勝者は建築家B氏
…という結果が無いとも言えません。
そうすれば、嫌でも建築家B氏を選ばざるを得ません。

また、コンペと言うことは、結果(つまり勝ち負け)が必ず存在するのだと思います。
例えば、どれも全くピンと来なかった(本音=全員0点じゃ!って時)という場合があったとして、
でもどれかを選ばなくてはならない、という事態も想定できます。

建築家の立場からすれば、コンペにはもちろん誰か勝者がいて、
その人が注文住宅を受注できる!っていう『前提条件』のもと、
一生懸命プランを持ってくるワケですから、
『全員お断り』っていう冷やかしコンペは決して許されない、と思った方がいいです。

もしもこれが、コンペではなく『相見積り』なら、
・どの建築会社と相見積もりをとっているか?
・最終的にどこにしたのか?
について、建築会社へ告知する義務はありません。

もしも気に入らなくてお断りする場合も、
相見積りを取った建築会社にお断りの連絡を入れて、
受け取った書類一式を返却すれば完了です。
(※相見積りに受け取った書類には、建築会社の著作権が発生します。
そのため、お断りする場合は、原則としてそれら書類一式を返却します。)

ですが、コンペとなるとそうはいきません。
コンペ形式をあっせんしてくれた人が、どれだけ優秀な建築家を集めてくるか?
に全て掛っていると言っても過言ではありません。

そのあっせんする人の完全な好みで、あるいは知り合いの建築家だけを、
選んでコンペに参加させないとも限りません。

また、自分以外の採点者が、どれくらい自分の好みに合うか?も重要です。
(そして多分、採点者はあなたが選ぶのではない、と推定されます。)

こういうことを考えると、私は個人的に自宅のプランを
コンペで選ぶってどうなのかな?って思います。
(もちろん、完全否定をするわけではありません。)

どこまでフェアにやってるの?っていうところがカギだと思います。
でも、実際の話、『個人の注文住宅』に、
そこまでフェアにやるとは、到底想像できません。
実力がある、有名な建築家は多分、もっと大きなコンペに参加するでしょうし、
そう考える方がしっくり来ます。

個人のマイホームのコンペとなると、
相当かたよった人選、かたよった結果になっても、別に不思議ではありません。
なぜなら、そこには決まったルールも組織もないからです。

百歩譲って、不動産屋さんが自前の土地を使ってコンペを開催して、
その建物を建売りとして売るならいいと思います。
それなら、完成した建物を見て気に入った人がその建物を買えばいいし、
誰にも被害が生じないと思います。
でも、多分そんな注文住宅のコンペはないと思います。

また、コンペで優勝した人は、お施主さんの建物を
自分の成果物として考えるのではないでしょうか?
恐らく雑誌に紹介したりする、という目的も含むと思われます。

そして、それの何が悪いの?って思っているかもしれません。

その建物はお施主さんの建物のはず。
そして、みんながみんな、自宅を雑誌等で紹介して欲しいわけではありません。
だから、そこもちょっと疑問ですね。

私なら、あなたのお宅を私の作品として雑誌に紹介します!
って言われたら、100%断ります。
あんたの作品じゃない!って。

テレビのリフォーム番組でもありますが、奇をてらって微妙な建物になるケース。
雑誌などのメディアウケはするんですが、住むには最低ってパターン。
だから、雑誌に載せることを前提とすると、
建築家が『ダメな意味で』頑張ってしまう、ということも考えられます。

雑誌に載せないなら、普通の建物をプランしてくれるところを、
雑誌に載せるとなると、話が変わってきたりします。

「あの雑誌に載せるなら、他のライバル建築家も私の作品を見るハズ。
そうなると、普通の建物ではなく、ライバルたちの上を目指さねば。
雑誌で奇抜なタイトルを飾れるような、アイデアを盛り込もう。」
って思っても不思議ではないですよね。

でも、毎日住む側からすれば、
「いやいや、普通でいいから。オシャレなデザインにしてほしいだけだってば。」
って思うのではないですか?

でも、そんな程度では、建築家はコンペには勝てません。
つまり、バンバン奇抜に、雑誌ウケするようにしますよ、間違いなく。

そう考えると「雑誌でお宅を紹介しますから」と言われて、
嬉しい人はどれくらいいるでしょうか?
『さらしものは勘弁だ!』っていう人も、案外多数派ではないのでしょうか。

あくまで私個人の意見ですが、コンペなんかしなくても、
普通に相見積もりの範囲でやればいいんじゃないでしょうか?
それで、十分良い注文住宅が建ちますって。

では。


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