夢のマイホームを賢く建てるお手伝いに。住宅関連プチ情報、トリビアから本格的な住まいのノウハウまで広くカバーします。

他人の不幸は○○の味?不動産屋さんとのトラブルの話

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こんにちは。

今回は、私に実際に起こった不動産屋さんとのトラブルの話をします。
『こんなこと本当にあるの?』って思う話なので、他人事と思わずに読んでほしいと思います。

土地の取り引きに際しては、土地の案内などは営業マンが担当してやっていただけますが、
重要事項説明のところは宅地建物取引主任者資格(いわゆる宅建資格)を持つ人がしなければなりません。

これは、土地取引に関して法的拘束力を持つ内容である『重要事項』について説明をすることです。
契約を交わすためには、この重要事項をお互いの合意できる内容にまとめなくてはならず、
ある意味で、このために私たちは不動産屋さんに手数料をお支払いしていると考えることもできます。

さて、不動産屋さんに仲介をお願いする時は、売主と買主を同じ不動産屋さんが仲介することもありますし、
売主と買主それぞれが別の不動産屋さんに仲介をお願いすることもあります。
(いわゆる『両手取引』と『片手取引』というやつですね。)

私の場合は後者のパターンで、売主はAという不動産屋さんに仲介をお願いしていて、
買主である私はBという不動産屋さんに仲介をお願いしていたのです。
つまり、ここで知っておいてほしいのは、Bの雇い主は私であり、Bは私の味方です。

これを前提として、話を進めてまいります。

————-

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さてさて、連日夜中までの調査と毎週末の下見と建築のプロによる現地調査、
これら3点セットを経てようやく出会えた理想の土地でした。
ここまで頑張ってきたのですから、もう頭の中は夢の住まいにひとっ飛び・・・のはずでしたが、
やっぱりあるんです、トラブルが。

大きなトラブルにはなりませんでしたが、それでも当時はショックを受けました。

いよいよ土地が決まったら、
仮契約を交わして、書類を作成してから売買契約(本契約)を結びます。
この後の手続きは、売買契約に基づいて進められますが、
私の場合は『売買契約後に更地にして引き渡し』という条件でした。
(どのタイミングで更地にするか?誰の負担か?などは契約ごとに異なります。)

ですので、契約してから建物の解体が始まりました。

このとき、解体費用は売主が負担という契約だったのですが、
それが元でトラブルが発生しました。

実は、古い建物の下には地盤改良のための杭が埋まっていて、
これを抜くのには解体費とは別に費用が掛ります。

また、この杭は結構シッカリしたものだったため、
その撤去費用が想定していたよりも高くなってしまったようです。

そこで売主側の不動産屋さんAから、
『この地盤改良の杭を残したまま引き渡したい』という提案というか相談がありました。

それをAからB、つまり私が雇った不動産屋さんへ相談が来て、
その後Bの担当者から私の元へ連絡がきました。

不動産屋さんB曰く、
「頑丈な杭だから、次の建物にも使えますよ。地盤改良費が浮いて、ラッキーじゃないですか。」
ということでした。

なんだかイヤな予感・・・。

この手の提案で、私にとって有利な提案があろうはずもありません。
こういうことは、簡単に判断して、安易に回答してはいけません。

よくお考えください。
もしも買主にとって有利な条件なら、初めに言うじゃないですか。
『○○なので、お得!チャンス!ラッキー!ぜひ契約してください!』
って広告に書くか直接話があるじゃないですか。

でも、そんな話はなし。
後から『いい話ですよ・・・』なんて言われても、信ぴょう性ゼロ。

そもそも契約も終わって重要事項説明にもバッチリ『杭は撤去する』と記載しているのです。

とにかく、こんな時は『安易に即答しない』。
これは役に立つので覚えておいてください。

さて、私は不動産業者Bの勢いに流されることなく(相当な勢いでまくしたてて来ます)、
『即答はできません・・・』とだけ伝えました。
これは、議論になっても私にはリスクしかないから、です。

そもそも話を続けてはいけません。
『重要事項には杭は撤去すると書いているじゃないですか。』
『そんな話は聞いていません。』
・・・などと、正論で話を続けたら、その時点で私は半分負けです。

先方はダメ元で話しているので、そもそも失うものがなくて必死に交渉してきます。
対して、私には失うものがたくさんあります。完全に私に不利な状況なのです。

どうせ何を言っても、相手は、
『杭は再利用できるって言ってるでしょう。』
『あなたに損のない話だからワザワザ電話しているのです。』
・・・と、いくらでも反論できるのです。
だから、そもそも話を続けてはいけません。

落ち着いて、その場は引き下がります。

『既に建物の打合せも進んでいるので、建築会社と相談しますので、後日回答します。』
これが正しい回答です。

だいいち、先方は海千山千で『私が雇い主だから・・・』なんて義理は全く感じていません。
なぜなら契約は既に交わされていて仲介手数料も全額支払い済みです。
ある意味、彼の仕事は既に終わっているのです。
本来なら滞りなく土地の引き渡しが済むのを見届ければよいだけのことです。

今回の件も、売主側の不動産屋さん(つまりA)がゴチャゴチャ言わなければ、Bには関係ない話。
私とBをつなぐのは、仲介者としての責任、ただそれだけです。
BだってAからどういう話があったのかわかりませんが、『なぜ今頃・・・』という思いがあったはず。

Bにとって何の得もない話を、ワザワザ私にしてくるには、
それなりにAからBへ強い働き掛けがあったに違いありません。

そんなややこしい関係にはさまれて、私はただトラブルに巻きこまれただけです。

そこでスグに、建築のプロに『旧地盤改良の杭の再利用が技術的に可能』かを訊ねました。
(一応、断る前に技術的な観点での確認を取るのが筋なので、ここは冷静に訊ねました。
技術的に不可能なことなら、誰が何と言おうとこちらは受けられない、ということになります。)

すると、こんな答えが返ってきました。

図面も残っていないものを、何を根拠に頑丈だとか次の建物に使えるとか言っているのかがわかりません。
言葉だけを信じて建物を建てて、後々建物に何かあってもウチは責任を取ることはできません。
つまり、次の建物には使えません。」

・・・まぁ、そうなるわな。
当然の回答が届きました。

ということは、第三者の観点で見ても『杭は再利用不可』ということです。
これで、断っても先方は納得してくれる・・・はずだったのですが。

後日この話を元に、丁重に提案のお断りの連絡をしましたが、なぜか不動産屋さん(B)が折れない。

「近隣の方から、とっても頑丈な杭だったという証言もあります。
図面はありませんが、証言があります。証言があれば十分じゃないのですか!」
といって、引きさがろうとしません。

『へ?』と私は呆気にとられます。
証言って、被告人を裁判に掛けてるワケじゃないのです。
これから何年後かに問題が起こった時に、その証人が建物の保証をしてくれるワケじゃないのです。
ひょっとしたら『カン違いだった』なんてことがあるかもしれません。

建築会社だって、そんな自社で責任を持てない情報を当てにして家を建てることなどできるハズがありません。
見ず知らずの人の証言を元に建物を建てて問題が起こったら一番困るのは私たち家族。
そんなリスクを知った上で、建築会社がこの条件を飲むと思いますか?

仮に、
『私は地盤改良費をケチりたいので杭は再利用してください。
なお、全ての杭に関する責任は私にあります。今後どのような不具合が生じても文句は言いません。』
と私が一筆書けばよいのでしょうが、そんな契約交わすワケがありません。

その後もスッタモンダありましたが、こちらもこうなったら遠慮は無用。
『契約に基づいて、杭は撤去してください!』とだけ言い続けました。

SA270006 写真:これが実際に埋まっていた杭。建築会社だって、工事中にこんなの出てきても困ります。

最終的には、契約に基づいて杭を撤去してもらいましたが、
なぜ不動産屋さんB(←私が雇い主、つまり私の味方)が
あの電話の時に、私の主張を聞き入れてくれなかったのか?今もってナゾです。

結果的には、撤去してもらえたのでいざこざはあっても問題には発展しませんでしたが、
こういうこともあるのですね。
契約があっても、100%正義ということではないのだと、その時に学びました。

最近はこの売主の瑕疵担保責任(土地に何か問題があったら責任を売主が持つという契約)を
重要事項に入れたがらないケースも多いと聞きます。
後から困らないためにも、ちゃんと瑕疵担保責任についての記載をご確認ください。

しかし、土地選び~契約~引き渡しまで、折に触れて建築のプロ(※)が味方してくれて、助かりました。
仲介料を支払った不動産屋さんよりも、建築のプロの方が私にとってはボディーガードになってくれました。
これも1つ勉強になりましたね。

さて、ようやく土地編は終わりました。
次回から楽しい楽しいプランのお話です。

では。

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