夢のマイホームを賢く建てるお手伝いに。住宅関連プチ情報、トリビアから本格的な住まいのノウハウまで広くカバーします。

将来基礎がバックリ割れないために(その2)

a1380_001398
こんにちは。

前回のブログで『建物のプランに合わせてSWS試験による地盤測定を実施』しました。
その結果、私が選んだ土地は、地盤改良がギリギリいるかいらないか、
という測定値が得られました。

さぁ、この時どうするか?は人によって意見が分かれます。
『ギリギリとはいえ、少しくらいは余裕を見てるんでしょう?』
『出来れば安くしたいので、ギリギリなら合格でしょう。』
という意見もあれば、
『地震が心配だから、ギリギリは心配だ。』
『最近は日本でも大型の台風が発生することもあるので頑丈にしたい。』
という意見もあります。

建物そのものがそもそも軟弱な建物なら、天災による被害は『神のみぞ知る』ですが、
私は建物を堅強な建物にしたいと考えていました。
名ばかりの100年住宅などではなく、真の200年住宅を目指しました。
そうなると、地盤強度がギリギリでは役不足です。

実際に、バックリ基礎が割れている建物を見ると悲惨です。
床は傾き、地震におびえ、通常の生活は望めません。
そういうケースを多く見てきた私のパートナーの建築家Kさんは、
『ギリギリですが、地盤強度は合格です。このままでも建築はできます。
しかし、将来の安心を考えると地盤改良はやった方がいいでしょう。』
というアドバイスをいただきました。

正直、地盤改良をやっても建築会社は儲かりません。
会社としては同じ費用を、他の何か設備に回した方が利益になるでしょう。

というのも、当時私は総予算を建築会社へ伝えていました。
つまり、地盤改良を実施するということは、
その費用分を建物の他のところから持ってくるしかありません。

それでも建物の将来を本当に考えて、そして私たち家族の安全を本当に考えて、
アドバイスしてくれているということが、話からひしひしと伝わってきました。

そうなると、私はパートナーのアドバイスに従う以外の選択は消え、
後々の耐久性のことも考えて地盤改良をすることにしました。

この辺の判断は難しいですが、費用が高いのでやりたくないというのも本音。
しかし、余裕を持つくらいの地盤強度じゃないと堅強な建物の価値が活かされない、
という思いもあるので、実行しました。

それで、やったのが鋼管摩擦杭の地盤改良です。

SA270011 ***写真:実際にわが家の土地に埋められた鋼管摩擦杭。長さは5.5メートル。***

SA270008 ***写真:実際に土地に鋼管摩擦杭を打ち込んだ時の写真。杭は直径約13センチ。杭の板厚は4.5ミリ。杭と杭の距離は約70センチ。最悪の条件で腐食(つまりサビ)したと仮定して100年で2ミリ腐食するという試算なので、これだけの本数と板厚なら正味200年は問題なし。***

・・・え?これ打ち過ぎじゃないの???って思いました。

直径約13センチの杭を、バンバン打ち込んでいます。
『ここまでやるんですか???』って正直思いましたが、実際にやりました。

真の意味での200年耐久を目指すなら、どうせやるなら徹底的に、ということでした。

そのおかげか、東日本大震災を経験しましたが、家はビクともせず大した被害もありませんでした。

わが家は震源から離れているとはいえ、結構揺れの大きかった地域です。
お隣は、建物のひび割れ、大きな揺れと家具や物の落下、屋根の落下などの被害がありました。
あまりの大きな揺れに立っていられなかったとお隣の奥さんは話してくれました。

しかし、わが家は本が棚から落ちたくらいで、当時家にいた妻と子どもは
『揺れは大きかったけど、大した被害がなく、ニュースで大騒ぎしているのを見てビックリした。』
と言っていました。

・・・なお、当時仕事中の私は死ぬかも、という思いをしたんです。
軟弱地盤の土地の建物にいたのですが、豆腐がプルんプルん揺れるように、建物が揺れて恐怖を覚えました。

私は、この経験からギリギリの地盤強度なら地盤改良することをおすすめします。

ちなみに、建売りは安くするために余程地盤が軟弱じゃないと地盤改良はやりません。
地盤改良を選択できる、というのも注文住宅ならではの特権ということも言えるかも知れません。

ソーラー発電とかより、まずは足元だと思いました。

では。


・・・・・・・・・
今回の記事いかがでしたか?
役に立ったと思ったら、ランキング応援のクリックをよろしくお願いします。
つまらなかったら、他の方のブログもどうぞ。
にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 ローコスト注文住宅(施主)へ
にほんブログ村

・・・・・・・・・
よろしければ、ご感想をお寄せ下さい。
お返事も書きますので、よろしくお願いします。
(ブログに載せない場合は、こちらからどうぞ。
ブログに載せてもいい場合は、さらに一番下のコメント欄からどうぞ。)

お名前 (必須)

メールアドレス (必須)

題名

メッセージ本文

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ブログランキング

ランキング参加中!現在の順位は?
クリックでチェック

にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 ローコスト注文住宅(施主)へ
にほんブログ村